軽量・小型
DCブラシレスモータ史上最軽量(当社比)
・製品の特長
高出力ステータは高硬度に設計されたコアレスブラシレスモータで、単位体積あたりの出力が最高になるように設計致しました。
超剛性のコアレスブラシレスモータのため、発熱した際にコイルが柔らかくならず、形状変化に対して非常に強いブラシレスモータです。
エムリンク独自技術のコアレス構造を使用したコアレスブラシレスモータなので、低速から高速までの滑らかな回転を提供いたします。
低発熱
アウターロータ構造のコアレスブラシレスモータのため、鉄損が無く、高速回転時でも低発熱です。
豊富なラインナップ
□50mm、□62mm、□80mmで計4機種を標準のブラシレスモータとしてラインナップしております。
従来ブラシレスモータとの違い
・小型・軽量なブラシレスモータ・高速回転可能なブラシレスモータ
従来コアレスブラシレスモータとの違い
・従来のコアレスブラシレスモータは低トルク・高速回転ですが、
当社コアレスブラシレスモータは高トルクを発生させることができるブラシレスモータです。
DCブラシレスモータ(アウターロータTYPE) 仕様一覧表
取付角寸法 | 出力 | 電圧 | 定格トルク | 回転速度 | 適応ドライバ |
[mm] | [W] | [V] | [N・m(kgf,cm)] | [r/min] | |
□50 | 120 | 24 | 0.17 | 7400 | MBLD-250 |
(1.73) | |||||
□50 | 140 | 36 | 0.11 | 12,000 | MBLD-250 |
(1.73) | |||||
□62 | 170 | 24 | 0.5 | 3,500 | MLD-030-ST |
(5.10) | |||||
□80 | 180 | 24 | 0.97 | 1,800 | MLD-030-ST |
(9.89) | |||||
□80 | 280 | 36 | 0.87 | 3,100 | MLD-030-ST |
(8.87) | |||||
□80 | 390 | 48 | 0.85 | 4,400 | MLD-030-ST |
(8.67) | |||||
□80 | 340 | 24 | 0.85 | 3,800 | MLD-075-ST |
(8.67) | |||||
□80 | 350 | 36 | 0.52 | 6,400 | MLD-075-ST |
(.52) |
ブラシレスモータとは?
一般的に呼ばれているDCモータ(ブラシ付きDCモータ)は、ブラシと整流子があるため、ブラシが摩耗する(短寿命)、電気ノイズが発生するという問題点がありました。
この問題点を解決するために開発されたモータが、ブラシレスモータです。
ブラシレスモータは、DCモータ(ブラシ付きDCモータ)と違い、回転子(ローター)が永久磁石、固定子(ステータ)がコイルになっており、DCモータは回転子がコイル、固定子が永久磁石となっております。
DCモータと比べると、コイルと磁石のどちらが回転するかの違いで、回転原理や出力特性等の基本的性質は同等で、グラフの見方も同じです。ブラシが無いDCモータということで、ブラシレスモータ・ブラシレスDCモータ、DCブラシレスモータなどと呼ばれております。
ブラシレスモータは、コイルが回転しないので、ブラシと整流子が無く、長寿命化・電気ノイズ削減を実現できますがコイルへの通電を切り替える装置(ブラシレスモータドライバ)が必要になります。
ブラシレスモータドライバは機械的接点であるブラシとコミュテータ(コンミテータとも呼ばれる)を電気的に行う装置ですので、ブラシレスモータ1ヶにつき、1台必要になります。
ブラシレスモータの長所と短所
長所:
ブラシレスモータの最大の長所は、メンテナンスフリーとモーションコントロールです。
ブラシレスモータにおける機械的接点は、ベアリングのみなので、ブラシが摩耗してしまうブラシ付きDCモータに比べ、寿命が格段に延びます。
また、ドライバへの指示一つで、逆転させたり、ストップさせたり、回転速度を調整したり、回転速度がわかったりするので、モータのモーションコントロールが容易にできます。
また、立ち上がりから指定の回転数までの到達時間を短くしたり、長くしたりすることもできますので、ブラシレスモータは一般的に高付加価値のモータとも言えるでしょう。
短所:
ブラシレスモータの最大の短所は、ドライバが必要なことです。
DCモータは電流切り替え装置(ブラシとコミュテータ)がモータ内部に配置されていることから、ドライバをモータ外部に別置きする必要はありません(特殊な場合は除く)が、ブラシレスモータは電流切り替え装置(インバータ・ブラシレスモータドライバ)を外部に設置する必要があります。
そのため、装置としてのコストアップやドライバを配置するためのスペースが必要になります。
特に許容電流の大きいドライバになりますと、寸法が大きくなったり、スイッチング用半導体素子が高価なため、どうしてもスペースとコストの問題が付きまといます。